4月に入り、新しい門出の季節になりました。
先日、Jokanスクールでも2018年度生の一年間の研修が終わりました。
そこで本日は、Jokanスクールベーシックコースを終えた受講生の感想をご紹介します。
小さなお子さんの子育てをしながら歯科衛生士としても働いているSさんです。
Sさんの感想文には歯科衛生士として活躍する秘密が書かれています。長文ですが、最後までお読みくださいね。
Sさんは、何年も前からJokanスクールを受講したいと思い、結婚・出産を機に受講に踏み切った女性です。
受講中のSさんの眼差しは、いつも真剣そのもの。私の目をしっかりと見て、正しく理解しようと集中していました。
一言一句聞き漏らさないようメモとペンを持つ彼女の姿は私の目に焼き付いています。決して目立つタイプではないSさん。これまでのキャリアや経験もある方ですが、技術の習得には基礎が大切であることを深く理解して、一から真摯に学んでいました。
最初はシャープニングやマネキンでの実習も思うようにできず、子育てをしながらの両立に何度も心が折れそうになる事があったそうですが、それを言い訳にすることはなく、共に頑張るメンバーにもプラスの影響を与えていました。
「真摯に学び、学んだことを素直に練習して繰り返す」このような姿勢こそが、伸びる歯科衛生士の特徴なのです。
【学んだことを活かせるようになるには】
せっかく頑張っても、練習をやめた途端に手に入れたスキルは、失ってしまうものです。
学んだことを自分のものにして活かせるようになるには、トレーニングを継続することが重要になります。
では、自己流にならず、どのようにすればトレーニングを継続できるのでしょうか?それにはトレーニングやスキルアップが継続できる状況を作り上げることが必要です。例えば、「これまで習慣にしていたトレーニングの時間を今後も必ず確保する」「後輩に教えながら自分も一緒にトレーニングする」「アドバンスコースを受講しステップアップを続ける」などです。私の場合、指導者養成コースに入り指導者へとステップアップを続けたことがスキルの向上・維持に繋がりました。指導者養成コースにチャレンジするというのもおすすめです。
Sさんは、更なる向上を目指し、スキル維持のためにトレーニングを続けると宣言しました。
学んだことを自分のものにして活かせるようになるには、スキルアップの手を緩めないこと。これこそが学んだことを活かせるようになる秘訣。活躍を続ける歯科衛生士は、スキルアップの手を永遠に緩めないのです。
Sさんのように努力を続ける歯科衛生士が育つことで、患者の口腔の健康が守られ、ひいては全身の健康が守れることに繋がっていきます。
いよいよ4月14日は、一年間頑張った歯科衛生士たちの修了式です。ベーシックコースを終え、それぞれが新たな出発点に立つ日にエールを送りながら、これからも彼女たちを応援し続けます。
「ベーシックコースに参加しているメンバーです」